COARA コアラ 連続式RIコンクリート水分計
概 要
コンクリートポンプ車の配管部に設置することにより、
生コンの単位水量を連続して全量リアルタイムで計測することができます。
生コンの単位水量を連続して全量リアルタイムで計測することができます。
- 公共土木構造物や200年住宅などの長期耐久性が求められるコンクリートでは、全打設数量の品質(単位水量)が担保されることは、非常に有用です。
- 計測データは、通信回線で送信可能であるため、現場事務所や生コンプラントでも同時に確認が可能です。
- これにより、異常値が確認された場合、適切な対応を即座に実行することができるため、コンクリートの品質確保が可能となります。
- 測定した単位水量のデータは電子データで保存されるため、トレーサビリティ資料として将来にわたりコンクリート構造物の維持管理データとしても活用ができます。
COARA計測の省力化が可能になりました。(要オプション)
各種オプションの導入により計測の自動化や遠隔モニタリングが可能になりました。現場適用例はこちら。
※オプションは、現場条件によっては利用できない場合が有ります。事前に当社までご相談ください。
測定概要
仕様
測定方式 | 密度:γ線透過型 |
---|---|
水分:速中性子透過型 | |
測定項目 | 密度計:単位容積質量(密度)UW(kg/m³) |
水分計:等価水分量WT(kg/m³)(単位水量W(kg/m³)) | |
測定範囲 | 密度計:UW=1500~2500(kg/m³) |
水分計:WT=350~750(kg/m³)(W=100~250(kg/m³)) | |
測定配管 | 4インチ鋼管(100A)、5インチ鋼管(125A)、6インチ鋼管(150A) |
測定時間 | 任意設定 |
線源 | ステンレスカプセル密封 |
密度計:コバルト60 2.59(MBq) | |
水分計:カリホルニウム252 1.11(MBq) | |
検出器 | 密度計:GM計数管 |
水分計:3He比例計数管 | |
本体重量 | 密度計:22(kg) |
水分計:20(kg) | |
本体寸法 | 密度計:520W × 230D × 430H(mm) |
水分計:520W × 270D × 430H(mm) |
必要な入力項目
- 水分補正係数 α
コンクリートの水分の内、単位水量と区別すべき骨材の吸水量を補正するための係数。
試験練り時に求める室内α法と、実打設時に求める現場α法のいずれかを用いる。 - 配管の肉厚(打設前、配管内が空の時測定)
- 測定条件(示方配合、測定時間等)
計測事例
COARAによる計測事例を以下に示します。
国土交通省の「レディーミクストコンクリートの品質確保について」(平成15年10月2日付け国官技第185号)によると、単位水量の管理値(± 15kg/m³ 以上で改善指示(打設は可能)、± 20kg/m³ 以上で持ち帰り)が示されています。
上記事例では、この基準を満たしており、問題がないことがわかります。
製品カタログダウンロード
各種ダウンロードのページをご参照ください。
オプション
オプション | 内容 |
---|---|
測域センサー |
標準では手動でパソコン操作をする必要がある、「アジテータ車の切り替え」操作を、レーザー方式の測域センサーにより自動化することができます。導入にあたって、難しい調整は不要です。 |
警告ランプ |
3色積層型の警告ランプを接続できます。 ランプの光らせ方や警報音の有無はソフト上で細かく設定が可能です。持ち場を離れている時に、単位水量に異常が発生した際は、光と音で周知が可能です。 |
SRENET |
インターネットによる遠隔監視システムです。生コン工場や現場事務所等、遠隔地でリアルタイムに単位水量測定データの遠隔監視が可能です。携帯電話やインターネットに接続されたパソコンと、専用のIDとパスワードがあれば閲覧が可能です。現場内のインターネット通信は携帯事業者の回線を使用します |