ANDES開発秘話

歴史

国内でRI法が普及していなかった頃、表面型のRI計器は放射能が非常に高い(370MBqと現行機の100倍)アメリカ等の海外製のものに限られていました。また、検出部本体や計測部は大きくて重い機材でした。
唯一の被爆国である日本では放射能に対して敏感で、人体への影響が懸念されていましたので、高放射能の測定器は法律で厳しく規制されて国内ではあまり普及しませんでした。このような事情から国内でのフィルダム材料の締固め管理や盛土管理の効率化をターゲットとして新しいハンディなRI計器の開発がスタートしました。

  • 第1世代(創業当初)

透過型密度計と散乱型水分計の測定を採用し、測定器の小型化を図り、水分量の測定も可能なANDESの原型とも言える初号機を開発しました。本体は一体型ではなく、密度計と水分計が別々でした。γ線源は60Coを採用し、放射能を3.7MBqまで落としました。中性子線源には252Cf3.7MBqを用いました。

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  • 第2世代(電力等の現場で適用)

昭和50年代前半:密度計と水分計が一体となりました。しかし現行機とは異なり、2種類の線源を入れ替えるタイプであったため密度と水分量の同時測定はできませんでした。60Coは2.6MBq、252Cfは1.1MBqにまで放射能を抑えました。

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  • 第3世代(道路公団で盛土品質管理に採用)

1982年に現行機の形をほぼ決めたと言える第3世代ANDES「SRDM-2ST」が誕生しました。前世代まで別途用意されていたスケーラを本体に内蔵し、速中性子を対象とする透過型水分計を適用して2種類の線源を1本の線源棒に収めた、まさにオールインワンな測定器となりました。当初は外付けのサーマルプリンタで紙媒体への出力に対応、後に現行機同様ドットインパクトプリンタを内蔵しました。
さらにα補正の導入で測定方法についても革新が起こります。開発当初は「材料依存性」を打破することができず、材料毎に校正試験を実施する必要がありました。その後、この依存性の原因は土粒子表面の電気的拘束水と結晶水であるということをつきとめ、α補正の導入によってこの問題の解決に成功しました。

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  • 第4世代

1988年に2STの上箱の意匠変更を行った第4世代ANDES「SRDM-2SF」が開発されました。機能は据え置きでガワだけの変更でした。

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  • 第5世代(国土交通省他の幅広い現場で採用)

1992年ついに現行機が誕生します。見慣れた黄色い第5世代ANDES「SRDM-2SV」です。約30年経った今なお現役で日本の土工現場を支えています。

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  • 未来世代

2010年以降にはi-Constructionに対応した簡易なWARPや表面散乱WARP-miniも開発しております。

ソイルアンドロックエンジニアリング株式会社

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